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吉祥寺について

緊急事態宣言後の吉祥寺の人出に関するニュース記事まとめ📰

2020年4月30日

外出自粛を求める横断幕

サンロード商店街の外出自粛を求める横断幕(2020年4月23日)

東京都では、2020年4月7日に新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令。

すでに都知事が3月25日の記者会見で、週末の不要不急の「外出自粛」要請を出していましたが、よりいっそうの自粛が求められることとなりました。

そして普段の吉祥寺はたくさん人が訪れることから、多くの新聞やテレビ番組などメディアの取材対象となりました。

主に吉祥寺駅北側のサンロード商店街やダイヤ街が取り上げられています。
大きなカメラを持ったマスコミを見かけたという人も多いでしょう。

どんな報道がされたのか、まとめました。

緊急事態宣言後はじめての週末

4月11日(土曜日)、12日(日曜日)の人出についての記事。

吉祥寺はいつも通りのにぎわい 繁華街人通り激減も(日刊スポーツ)

2020年4月11日掲載
おそらく最初に注目された、吉祥寺の人出についてのニュース。
新宿・銀座などの繁華街は人通りが激減したのに対して、吉祥寺はにぎわっているという内容です。
写真は4月11日の日中にサンドード側からダイヤ街のWest zone(ウエスト・ゾーン)を撮ったもの。

データ分析 繁華街の人出は減少 商店街は… 外出自粛(NHKニュース)

2020年4月13日掲載
株式会社Agoopが集めた携帯電話の位置情報データをNHKが分析。
3月22日(日)とくらべ、4月12日(日)の人出は68%減少。商店街は繁華街より減少幅が少ないとの指摘も。

「吉祥寺」の交通量はどう変化した?--データワイズが4月上旬の“人流”を解析(CNET Japan)

2020年04月22日掲載
データワイズによるアプリのGPSデータを活用した人流解析結果。
都心部を銀座4丁目、郊外を吉祥寺サンロード商店街として比較。
2月2日(日)と4月12日(日)とを比べると、どちらも大幅に交通量が減少していることが明らかに。

2回目の週末の人出について

4月17日(金曜日)、19日(日曜日)の様子。ちなみに18日(土曜日)は雨天。

吉祥寺は先週末と同じにぎわい「いいんだよ、別に」(日刊スポーツ)

2020年4月19日掲載
先週と同じ時間にチェックしたところ、人の密度は高くなっている印象を受けたという記者の感想を掲載。
写真は吉祥寺駅側からサンロードを撮影したもの。天気から4月19日のものと思われます。

<新型コロナ>「外出控えて」吉祥寺を巡回 苦情受け武蔵野市職員ら(東京新聞)

2020年4月19日掲載
前の週の報道の影響で市に苦情(70件を超える電話)が殺到したため、武蔵野市職員らが商店街の巡回を開始。
商店街の人出は「以前の3割程度」というインタビューも。
シャッター街となったハーモニカ横丁の写真も掲載。

3週目の人出についての記事

4月23日(木曜日)と、25日(土曜日)、26日(日曜日)についての記事。
4月25日からは、いのちを守る「STAY HOME週間」が始まりました。

吉祥寺過去2週より人通り減…行列と昼飲みは賑わう(日刊スポーツ)

2020年4月25日掲載
日刊スポーツの3週目のレポート。
先週末よりアーケード街の密度は減少したものの、人通りは途切れなかったという内容。
写真は1週目と同じくサンドード側からダイヤ街のWest zone(ウエスト・ゾーン)を25日(土曜日)に撮ったもの。

「吉祥寺は人出が多い」報道に市長が怒り。実際の人出を見に行ってみた(女子SPA!)

2020年4月25日掲載
連日の吉祥寺の人出についての報道に対する武蔵野市長の怒りのtweetを紹介。
4月23日(木)の吉祥寺の様子をレポート。サンロードやダイヤ街以外の写真も多く掲載。
騒ぐほど混雑していないが、人が全くいないわけでもないという結論。

にぎわい報道の吉祥寺商店街で市職員が外出自粛呼びかけ「少なくなっているが、もう少し絞れる」(スポーツ報知)

2020年4月25日掲載
混雑した印象はなかったが、閑散とまでは言えない人通り。
武蔵野市役所によると、商店街の人出は緊急事態宣言前に比べて3割程度。
巡回する市の職員が報道陣に「望遠(レンズ=混雑しているように写りやすい)で撮らないでくださいね」と呼びかける一幕も。
写真は4月25日(土曜日)にサンロードを見守る武蔵野市職員。

人通り「1割」でも吉祥寺に批判…“住みたい街”の苦悩(スポーツ報知)

2020年4月26日掲載
同じくスポーツ報知の4月25日(土曜日)の様子を伝える記事。
人通りはウイルス感染拡大前の「1割か2割くらい」という商店街の事務局長のインタビューを掲載。
それでも「にぎわっている」という報道で苦情が殺到しているという記事。

<新型コロナ>吉祥寺の商店街閑散 先週末、休業や時短営業が浸透(東京新聞)

2020年4月28日掲載
普段の人出に比べると八~九割減と大幅に減った印象との記事。
吉祥寺サンロード商店街振興組合加盟の百六十一店舗のうち四十八店が休業中で、五十八店が時短営業とのこと。
写真は4月26日(日曜日)のサンロード入り口側から。

4週目(ゴールデンウィーク中)のニュース

4月29日(水)~5月6日(水)のゴールデンウィークの様子。
4日には「5月6日までとされていた緊急事態宣言の31日までの延長」が発表されました。

“密”解消目指すも買い物客が... 役所と商店街に“目線のズレ”(FNNプライムオンライン)

2020年4月30日掲載
ゴールデンウィーク初日の吉祥寺。
動画内では、4月2日(木曜日)と4月29日(水曜日・昭和の日)を比較して、人出はさほど変わっていないように見えると報道。
パトロールをする武蔵野市長へ、商店会連合会会長が飲食店の窮状を訴える様子も。

吉祥寺は連休ラストも人通り途切れず…一部店舗再開(日刊スポーツ)

2020年5月6日掲載
前週末(おそらく4月25日のこと)より密度は微減という記者の感想。
午後からは人通りが途切れず、営業を再開したお店も。
写真はサンロード商店街で駅側を向いて撮影したもの。

ステイホーム GW最終日 売り上げ激減 経営者の悲鳴(FNNプライムオンライン)

2020年5月6日掲載
売上が減る飲食店の厳しい経営についてのニュース。
動画内でサンロード商店街の10時半ごろの人通りが映ります。
客足は例年のGWの半分以下というインタビューも。

5週目(緊急事態宣言延長後初の週末)

5月10日(日)の母の日のサンロード商店街の様子。

吉祥寺 自粛呼びかけ中も賑わう商店街(産経新聞)

2020年5月10日掲載
緊急事態宣言延長後、初の日曜日のサンロード商店街の写真(10日の14:05撮影)を掲載。
本町新道の横断歩道が見えるので、ミスタードーナツ辺りから吉祥寺駅方面を撮影したもの。

真夏日...公園、商店街で混雑「春の3連休に似ている...」(FNNプライムオンライン)

2020年5月11日掲載
10日(日)、11日(月)の東京のレポート。
動画の3分過ぎから、10日(日)の吉祥寺サンロード商店街が映ります。
緩和ムードで人が増えてきているというインタビューも。

6週目(39県で緊急事態宣言解除後初の週末)

5月17日(日)の様子。ちなみに16日(土)は雨天でした。

吉祥寺いつもの混雑戻る「人増えている」警戒継続も(日刊スポーツ)

2020年5月17日掲載
17日(日)のサンロード商店街、ダイヤ街の写真を掲載。
営業を再開したお店が増え、駅の乗降客も増えたという指摘。

データを冷静に見よう

きちまめは、日々「吉祥寺」でTwitterを検索していますが、吉祥寺に来る人を叩くtweetも多かったです。
テレビ番組では、吉祥寺にデートに来たという高校生のインタビューが流され、かなり叩かれていました。

成功したマスコミの印象操作

吉祥寺サンロード商店街の様子がニュースに取り上げられると、吉祥寺の人出が逆に増えたんだと勘違いした人も何人もいました。

これは、マスコミが混み合っている商店街を印象づけるのに成功したと言って良いでしょう。
特に写真・映像による印象操作が上手くいきました。

ただ、マスコミの画像を、「加工している」と思った人もいるようですが、それは正確ではありません。

望遠レンズによる「圧縮効果」

圧縮効果については、こちらのサイトの画像を見るとよく分かります。

望遠レンズは、肉眼で見えている景色を狭い範囲で切り取っているに過ぎません。

拡大しているだけで、実際に肉眼でも同じように見えているので、いわゆる加工とは違います。

人が等間隔に並んでいたとして、近くで見るとまばらでも、遠くから見ると密集しているように見えます。
まさしくその密集して見える遠くの部分だけを切り取って拡大したのが望遠レンズによる写真なんです。

ただ、合成しているわけではないので、写っている人が実際にその場所にいたのは間違いありません。

説明が分かりにくかったかもしれませんが、つまりは写真は「印象をコントロールできる」ということです。

300人いたら空いてる?混んでる?

ある場所に300人の人がいたとします。
その様子をみて、「ガラガラ」と感じる人もいれば「ギュウギュウ」だと感じる人もいます。

いつもは1,000人いる場所に300人しかいなかったら、ガラガラです。

いつもは30人しかいない場所に300人もいたら、ギュウギュウです。

普段の混雑している吉祥寺を知っている地元の人は、「空いている」と感じる人が多いでしょう。
逆に、休日の吉祥寺にあまり来たことの無い人がテレビやニュースサイトで今の人出を見たら、「混んでいる」と感じるでしょう。

つまりは、その人の「主観」によるんです。
同じ日時に、「サンロード混んでる」と「サンロード空いてる」というtweetがあってもまったくおかしくないんです。

データは客観的

「3月22日(日)より、4月12日(日)の人出は68%減少した」というのは、誰が聞いても同じ「客観的」な事実ですね。

人流の減少率については、内閣官房の「内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室」が日々データを公開しているのでご覧ください。

https://corona.go.jp/dashboard/#reduction

人出が「以前より増えている」というのは、データから見ても明らかな間違い。
実感としても、コロナウイルスの感染拡大以前よりも大幅に減少しています。

ただ、現在の減少率で十分なのかどうかは、また別の問題となります。

吉祥寺駅前は繁華街ですが、住民が生活用品を買う商店街でもあります。

サンロードに買い物客が集中してしまう街のつくりになっているため、今よりもっと大幅に人出を減らすためには「努力」以外の何らかの対策が必要となるでしょう。

「買い物する時間をずらす」というのも、私たちにできる対応ですね。

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