
木の花小路公園
吉祥寺北町(きたまち)3丁目は、かなりの面積を成蹊大学が占めています。
にもかかわらず公園はけっこう多いです。
里山の植生を再現している「木の花小路公園」、蛍の飼育もしている「むさしの自然観察園(北町ビオトープ)」など、勉強になる公園も。

めずらしい植物などを観察できる公園があります。
すずかけ公園

吉祥寺北町3-6
ルネ吉祥寺北町(集合住宅)に隣接する公園。
石張り舗装で遊具はなく、休憩広場といった雰囲気です。
街路樹がすずかけの道「すずかけ小路」に面しています。
植物が植えられている部分はコンクリートで区切られ花壇になっています。
すずかけ(プラタナス)はもちろん、サクラ、シラカシなどの大木やモミジも。
つつじなども植えられていて、半分に切ったミカンが刺してありました。
運が良ければメジロが見られると思います。
立派な藤棚も。(調査日:2020年11月6日)
すずかけ公園
面積:654㎡
開園年:1979年
遊具:なし
休憩設備:ベンチ×4、水飲み場
近くの施設:ルネ吉祥寺北町、すずかけ小路、成蹊学園ケヤキ並木
駅からの距離:吉祥寺駅・三鷹駅どちらも徒歩21分
木の花小路公園(このはなこうじ)

吉祥寺北町3-8
里山の植生を再現した自然共生型の公園。
武蔵野市の市民参加ワークショップによる公園の第一号です。
緑ボランティア団体の「生きものばんざいクラブ」が整備・イベント運営などを行っています。
珍しい木や草花がたくさんありますが、ことごとく名札が付けられているので名前が分かって楽しいです。
2014年に北側が拡充され、ほぼ倍の広さ(707㎡+686㎡)に。
新しい北側エリアの公園づくりは、成蹊大学学生ボランティア本部Uni.の環境チームによって行われました。
北側エリアにあるカリンの大きな木が実を付けていて、落下注意の柵が設置されていました。
写真左のエメラルドグリーンの家は「濵家住宅西洋館 」で、武蔵野市初の国の登録有形文化財です。
毎年「七夕まつり」が行われ、市長も参加。
東屋の辺りが七夕飾りで彩られます。(2020年は飾り付けのみ)
地下水を汲み上げて流しているせせらぎ、いわゆるビオトープ(生物生息空間)があります。
蛍の繁殖をめざしてカワニナ(蛍のエサとなる巻貝)の育成などが行われていましたが、なかなか難しいようです。
公園南側の看板は、水辺空間があることを示す水色です。
木の花小路公園やボランティア団体の活動は全国的にも注目されています。
緑の都市賞(1998年)、環境大臣による視察(2001年)、国土交通大臣表彰(2019年)など。
けやきコミセンのサイトによれば、あのダイアナ妃も訪れたそうです。
園名は南側の桜の街路樹が植えられた道が由来。
桜の別名が「木の花」なので、「このはな小路」と呼ばれています。(調査日:2020年11月6日)
木の花小路公園
面積:1,393㎡
開園年:1998年
遊具:なし
休憩設備:ベンチ×4、テーブル付きベンチ×1、かまどベンチ×1、防災スツール×2、東屋、水飲み場×2
近くの施設:このはな小路、成蹊学園ケヤキ並木
駅からの距離:吉祥寺から徒歩23、三鷹駅から徒歩21分
かくれみの公園

吉祥寺北町3-8
石油開発武蔵野アパートに隣接する公園。
恐竜の赤ちゃんのオブジェがかわいい。
左からトリケラトプス、ブラキオサウルス、アンキロサウルスっぽいです。
複合遊具があり、滑り台や綱渡りなどいろいろな遊びができます。
園内には立派なアカマツが6本生えています。
シラカシの木がずらっと目隠しになっているのが「かくれみの公園」の由来かと思いきや、北側の道が「かくれみの小路」と呼ばれていたのが由来のようです。(調査日:2020年11月6日)
かくれみの公園
面積:663㎡
開園年:1976年
遊具:複合遊具、ロッキンハッピー、恐竜の赤ちゃんオブジェ×3種
休憩設備:ベンチ×4、水飲み場
近くの施設:石油開発武蔵野アパート、かくれみの小路
駅からの距離:吉祥寺から徒歩26、三鷹駅から徒歩21分
むさしの自然観察園

吉祥寺北町3-12
むさしの自然観察園(北町ビオトープ)は、市内の学校に数あるビオトープの拠点。
自然環境に関する教育施設でもあります。NPO法人武蔵野自然塾が運営。
誰でも無料で見学可能で、園内を解説付きで案内してもらうこともできます。
様々な植物が植えられ、池もあります。
メダカ、ドジョウ、トンボのヤゴなど地域の生物を飼育する管理棟や、いろんな蝶やトンボが飛び回る巨大ケージ(ビニールハウス)も。
ケージ内では蛍も飼育しています。
開園時間は火~金:13~16時、土日祝:10~16時。
月曜は閉園(祝日の場合は開園)。
通常の閉園時間は17時ですが、新型コロナウイルス感染防止対策のため閉園時間が早まっています。
トイレはありますがしばらく使用できません。
管理棟では月に数回、武蔵野市民対象のイベントが行われます。(要申込)
どんぐりを使ったワークショップや、竹とんぼづくり、木の実を使ったクリスマスリースづくりなど。
季節ごとの自然体験、生きもの観察なども行われます。(調査日:2020年11月3日)
むさしの自然観察園
面積:1,459㎡
開園年:2005年
近くの施設:吉祥寺北町公園
駅からの距離:吉祥寺から徒歩24、三鷹駅から徒歩31分
吉祥寺北町公園

吉祥寺北町3-12
静かで休憩向けの公園。東屋もあります。
背伸ばしベンチで背中を伸ばしましょう。
シラカシ、ケヤキ、ムクノキなどの巨木に癒やされます。
モミジやサルスベリも。
北側入り口からは、練馬区立 立野公園がすぐです。
立野公園は野球のグラウンド跡地に作られた広い公園で、トイレもあります。(調査日:2020年11月3日)
吉祥寺北町公園
面積:1,304㎡
開園年:2004年
遊具:なし
休憩設備:ベンチ×2、カーブベンチ×4、背伸ばしベンチ×2、東屋、水飲み場
近くの施設:練馬区立立野公園
駅からの距離:吉祥寺から徒歩25、三鷹駅から徒歩33分
さわやか公園

吉祥寺北町3-15
2019年にリニューアル。開けた雰囲気になり文字通りさわやかな公園になりました。
目の前にムーバスのバス停があります。
北側は小さな子ども向けの遊具のエリア。
お子さん連れの親子でにぎわいます。
南側はグラウンドエリア。球技を楽しむ親子の姿も。(調査日:2020年11月3日)
さわやか公園
面積:838㎡
開園年:1989年
遊具:砂場、アスレチック遊具、滑り台、ロッキング遊具(ゾウ)
休憩設備:ベンチ×5、水飲み場
近くの施設:北町市民農園、吉祥寺北町直売所
駅からの距離:吉祥寺から徒歩27、三鷹駅から徒歩29分
北裏公園

吉祥寺北町3-16
近隣住民の小さな憩いの場。
目の前の道路は交通量がそこそこあります。
かつてはネコの顔をモチーフにしたジャングルジムのような遊具などがありましたが、現在はただの広場。
立派なサルスベリなどの木が植えられています。(調査日:2020年11月3日)
北裏公園
面積:216㎡
開園年:1974年
遊具:なし
休憩設備:ベンチ×1、防災スツール×2
近くの施設:野田北家族寮
駅からの距離:吉祥寺から徒歩29、三鷹駅から徒歩28分
吉祥寺北町3丁目の公園マップ
