桜の品種は、一部きちまめの判断によるものがあります。
もし間違いがあったら教えてもらえると助かります!
2022年3月25日の井の頭公園の様子
残念ながら2022年のお花見期間も、井の頭公園は利用制限がされています。
お花見期間:令和4年3月19日(土)~令和4年4月10日(日)
(1)酒類を伴う宴会行為は禁止いたします。
(2)広場・園地等でシート等を広げて飲食を伴う行為は禁止いたします。
(3)野外卓を飲食などで長時間利用する行為は禁止いたします。
(4)野外ステージ周辺及び池南側園地の一部立入禁止措置を行います。
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/seibuk/inokashira/notice.html
3月25日時点では井の頭池の周りのソメイヨシノは2分咲きといった様子ですが、もうすぐ見頃になりそうです。
お散歩しながら桜を楽しみましょう。🚶
井の頭恩賜公園
井の頭池の桜の見頃からズレてしまった場合は、ぜひ西園の方へ。
井の頭池周辺
井の頭恩賜公園は都内でも有名な花見スポット。吉祥寺駅からもすぐです。
池周辺の桜は、主にソメイヨシノとヤマザクラ。
花だけで咲くのがソメイヨシノ。花と葉が同時に出るのがヤマザクラです。
井の頭池周辺の桜の本数は、三鷹市のサイトには約250本、東京都建設局のサイトには約200本と書かれています。
気になったので数えたところ、井の頭池の周囲の桜は約165本でした。(2021年5月2日 きちまめ調べ)
御殿山橋から夕やけ橋まで範囲を広げると約190本となり、東京都建設局のサイトの約200本にかなり近くなります。
井の頭恩賜公園の開園は100年以上前の1917年。
当時の井の頭池周辺は杉林でしたが、戦争で亡くなった方の棺をつくるために伐採されました。
今の姿は戦後に作られたものなので、ソメイヨシノの多くは樹齢75年程度と考えられます。
ヤマザクラは開園してすぐに100本近く寄付されたという資料があるため、樹齢100年以上のものも残っていそうです。
花見が禁止されていない年の満開時は、ものすごい人数の花見客が訪れます。
井の頭池
井の頭公園西園の文化交流広場
井の頭池から少し歩いたグラウンドの向こう。意外と人が少ない穴場なのでおすすめです。
早咲きの「河津桜(カワヅザクラ)」・「寒緋桜(カンヒザクラ)」、ちょっと早い「小彼岸(コヒガン)」、ソメイヨシノと同じ時期に咲く「大島桜(オオシマザクラ)」、遅咲きの「千里香(センリコウ)」・「鬱金(ウコン)」、八重桜である「関山(カンザン)」・「一葉(イチヨウ)」など多くの種類の桜が植えられています。
早咲き、遅咲きどちらも植えられているため、2月下旬から4月中旬まで様々な桜を楽しむことができます。
吉祥寺経済新聞によれば、文化交流広場の周辺には55本(18種類)のサクラが植えられているそうです。
文化交流広場
有料エリアですが、井の頭自然文化園(いわゆる井の頭動物園)の猿山も桜で囲まれています。
望遠レンズでニホンザル越しのソメイヨシノが撮れます。
街路樹などの桜並木
吉祥寺駅からは遠いですが、市役所付近は圧巻です。
市役所前の中央通り周辺(緑町・吉祥寺北町)
中央通り
武蔵野市を代表する桜の名所となっているのが、市役所前の中央通りの桜並木。
153本の桜が街路樹として植えられていて、満開の時期にはライトアップもされます。
中央通りの桜の多くは樹齢は60年ほどで、樹木医による診断、手入れによって景観が守られています。
153本のうち59本が10年以内に植え替えられたであろう若い木でした。
すでに1/3以上の植え替えが行われていることになります。
(桜の本数はきちまめ調べ 2021年5月4日)
中央通り
武蔵野クリーンセンター前
市役所を囲うように、武蔵野クリーンセンターとの間の道も桜並木となっています。
77本のうち26本が10年以内に植え替えられたであろう若い木でした。(きちまめ調べ 2021年5月4日)
武蔵野クリーンセンター前
市役所裏から緑町コミュニティセンターへの道も桜並木(42本)となっています。
中央通りの桜よりも少し小さいので、樹齢30~40年といったところでしょうか。
コミセン横の緑町ふれあい広場の遊歩道にも大きな桜が22本ありました。
このあたりはとにかく桜が多くて、NTTの敷地周辺も桜並木となっています。(きちまめ調べ 2021年5月4日)
武蔵野陸上競技場(吉祥寺北町)
市役所からすぐ近くの武蔵野陸上競技場のスタンド周りにも桜が植えられています。
開花時期は芝生スタンドが無料開放されますが、2021年は通路のみの開放でした。
武蔵野陸上競技場
木の花小路(吉祥寺北町)
木の花小路(このはなこうじ)は、成蹊学園のケヤキ並木から伸びる道のひとつ。
「木の花」とは桜のことで、文字通り桜が15本以上植えられています。
成蹊学園のソメイヨシノと同時期のものだとすれば、樹齢はなんと90年以上。
老木は開花時期が早いと言われますが、こちらの桜は吉祥寺の他の桜よりもむしろ遅かったです。
事故を防ぐためか、傷んでしまったからか、太い枝はほとんど剪定されてあまり残っていません。
近い将来、古木がすべて新しい木に植え替えられるかもしれません。
木の花小路
横河電機グラウンド(中町)
横河電機グラウンドを囲うようにぐるっと桜が39本植えられています。(きちまめ調べ 2021年5月4日)
歩道は広く、遊歩道になっている部分もあるのでゆっくり歩いて見られます。
三鷹駅から徒歩5分。
横河電機グラウンド
桜通り(三鷹駅から西)
三鷹駅北口を出て西へ。玉川上水の北側の道が「桜通り」です。
通り沿いの西久保公園にもたくさんの桜があります。
吉祥寺というより三鷹エリアですが、玉川上水の北側なので武蔵野市です。
桜通り
桜通りとは逆方向の、三鷹駅から井の頭公園までの風の散歩道(玉川上水南側・三鷹市)にも桜が点在しています。
市立公園の桜
JR東日本吉祥寺北町社宅周辺
吉祥寺北緑地(吉祥寺北町1丁目)
吉祥寺北緑地は、桜が10本ほどある散歩道。
撮影時は、中程に植えられた2本の桜のピンクが濃いめで綺麗でした。
古い木が多いからか、咲くのがやや遅いのかなという印象。
北町子ども広場(吉祥寺北町2丁目)
北町子ども広場の角に、桜が7本まとめて植えられています。
そのうち1本はまったく芽が出ていませんでした。
すでに切られて切り株になっていたものも2本。
はなもみじ公園(吉祥寺北町2丁目)
はなもみじ公園は、花が咲くいろんな木が植えられた庭園のような公園。
2枚目の右側で咲いているのは桃です。
JR東日本吉祥寺北町社宅周辺
この他にもすぐ近くの「みやび青葉公園」「北町公園」などにも桜があります。
中央通り付近
大野田公園(吉祥寺北町4丁目)
桜の密度で言えば、ここが一番かもしれません。
大きな桜の木が大野田公園(おおのでんこうえん)内になんと24本。細いのも2本。
隣接する武蔵野市水道部(浄水場)の土地にも続いて植えられているため、桜だらけです。
中央通りさくら並木公園(吉祥寺北町4丁目)
中央通りさくら並木公園の見所は、早咲きの河津桜です。
5本植えられていて、一足早く春の訪れを知らせてくれます。
普通の桜も3本ほどありますが、公園のすぐ目の前の中央通りが立派な桜並木なのでそちらのほうが目を引きます。
北町郵政公園(吉祥寺北町4丁目)
北町郵政公園は、大野田公園と中央通りさくら並木公園の間にある小さな公園。
大きな桜の木が5本も。
道路を挟んだ向かい側にも大きな桜の木があります。
北町さくら緑地(吉祥寺北町4丁目)
北町さくら緑地には、大きな桜の木が2本(ソメイヨシノとヤマザクラ)、小さな桜の木が2本(枝垂れ桜、八重桜)があります。
写真右側のヤマザクラは一部の枝で花を咲かせるのみ。
ほとんどの枝に芽すらついていなかったので、そろそろ寿命が近いのかもしれません。
中央通り公園(中町3丁目)
2021年3月にリニューアルしたばかりの中央通り公園。
撮影時はまだ3分咲きくらいでしたが、樹高がかなり高い桜の木が全部で8本。
中央通り付近の公園
千川上水沿いの公園
こうしん橋公園(吉祥寺北町5丁目)
千川上水の更新橋近くの公園に、大きな桜の木が1本あります。
写真右のこうしん橋公園の桜は、おそらく大島桜。
写真左に写っている桜は千川上水沿いに点在している一般的なソメイヨシノだと思います。
こうしん橋公園
吉祥寺北町5丁目だと他には「扶桑通り南公園」「扶桑通り公園」にも桜があります。
吉祥寺東町の公園
宮本小路公園(吉祥寺東町1丁目)
吉祥寺の杜 宮本小路公園(みやもとこうじこうえん)はいろんな種類の桜が楽しめます。
正面に大きな木ははソメイヨシノではなく、山桜。花と一緒に若葉が出るのが特徴です。
吉祥寺東コミュニティセンターの記事によると、大島桜の大木もありましたが台風で倒れてしまったそうです。
他には枝垂れ桜なども。
秋に咲いていたはかなげな桜は、十月桜と思われます。
宮本小路公園、十月桜かな。 pic.twitter.com/aOuneNwJb4
— きちまめP@吉祥寺のまとめ(地域ブログ) (@kichimamep) November 19, 2020
八幡通り公園(吉祥寺東町2丁目)
八幡通り公園(はちまんどおりこうえん)にはソメイヨシノはありませんが、遅咲きの八重桜があります。
おそらく品種は関山(カンザン)だと思いますが、井の頭公園を除けば吉祥寺エリアの公園では一番大きな八重桜かもしれません。
本田児童公園(吉祥寺東町4丁目)
大きなイチョウの木がある本田児童公園。
桜の花ごしの電車が見られるスポットです。
吉祥寺東町の公園
吉祥寺東町では、他に「本宿公園」「東町くすのき公園」などにも桜があります。
桜並木が見られるのはあと何年?
ソメイヨシノは1本の木からのクローンのため、病気に弱いと言われています。
吉祥寺南町に「古桜小路(こざくらこうじ)」という愛称の通りがありますが、由来となった古桜は2018年ごろに伐採されたようです。
大きくなれば、台風による倒木などの危険性も高まります。
安全のために大胆に枝を落とす「強剪定」が行われれば、切り口から腐敗が進んで枯れてしまうことも。
街路樹の場合は、アスファルト舗装や排気ガスなどの影響も考えられます。
武蔵野市では樹木医が街路樹などを定期的に診断していて、治療や植え替えなどが行われています。
特に中央通りの桜並木の保全については力を入れていると言って良いでしょう。
市役所周辺の樹齢60年ほどの桜並木では、すでに1/3程度が植え替えられています。